自然食レストラン「ばんまい」・有機野菜の八百屋「やさいの広場」の公式ブログ

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和紙ワークショップ終了しました〜。

 先日開催されたハタノワタル・ワークショップ
「和紙の部屋をツクル」が無事終了しました。

朝早くから綾部を出発して来てきれたワタルくん。
朝取りのコウゾの木を持ってきてくれました!





コウゾは見たとおり木です。
成長が早く、その年に延びた枝を刈っても、
来年には同じぐらいのサイズまで成長します。
なので和紙は環境に極力負荷をかけない、
持続可能なサイクルのなかで生産されていると言えます。

下の写真は蒸して皮をむき、乾燥させたコウゾとミツマタ。
これが和紙を漉く原料になります。



当日は朝からやる気満々の8名の
人たちが集まってくれました。



参加してくれた人はヨガの先生からマクロビオティックの料理人、
ガラス作家、古民家を扱う不動産屋さん、カフェのオーナーなどみなさん個性的。
共通しているのは「和紙にとても興味がある」ということでした。



まずはワタルくんの指導のもと、はがきサイズの和紙を
染める体験をしていただきます。

染めるのに使うのは渋柿の青柿を発酵させて作られる
日本の伝統的な塗料「柿渋」と、酸化鉄で作られる「弁柄」。

柿渋は防腐や防虫、厚く塗れば防水などさまざまな効果があります。
最初は薄いですが、日のあたるところにおいておくと
どんどんと色が濃くなって、なんともいえないいい色に変化していきます。

弁柄は柿渋と混ぜることで和紙に定着し、
こちらもさまざまな色合いが楽しめます。

みなさんが塗り始めると部屋中に柿渋独特の香りが広がりました。



出来上がった作品がこちら。
みなさんやっぱり個性的です。



そのあと和紙の里「黒谷」の紹介DVDを見ながら
ワタルくんから和紙漉きの話や和紙の特徴、面白さ、
和紙を取り巻く環境、和紙の可能性や未来についてお話を聞きました。

このあたりは有機野菜を取り巻く環境などとこ共通するところがあって
とても面白かったのですが、ここで書くと長くなりそうなので
やめておきます(笑)

お昼はワタルくんを囲みながらばんまい弁当で楽しい昼食。



お昼からいよいよ和紙を貼っていきます!





まずは糊付け。糊もタピオカ澱粉と防腐としてヒノキのエキスを入れた
100%天然由来のものを使用。

食べても大丈夫と聞いて、山田オーナーはさっそく味見。
ほかにも影響されて食べた方がおられましたが感想は?

「糊ですね・・・」(笑)


糊付けした和紙をあらかじめ割付した線に沿って貼っていきます。



そして最後に刷毛で空気を抜いてできあがり。



道具さえあれば家庭でも簡単に貼ることができます。
この作業を繰り返すこと数時間。
日がとっぷりと暮れたころ、ワークショップは無事終了!!
参加者の皆さんは疲れはしたものの、それぞれ喜んでいただいたようで、
笑顔で帰っていかれました。

参加者のみなさん、本当にお疲れ様でした〜。

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さて、ワークショップも終了して、気になるのはその仕上がり具合。
ワークショップでは貼り切れなかった壁は後からスタッフで貼って
いまの状態がこのような感じです。





和紙ワークショップで壁に貼ったのは
コウゾとミツマタ、そして土を漉きこんだ「黒谷和紙」です。

パッと見た感じでは和紙??と思うのですが、
よ〜く見ると一枚一枚の段差と、微妙な濃淡があるのが
わかってもらえると思います。
この微妙な色の違いがとても美しいです。

壁を和紙にしてみて、なにより実感できたのは「空気感の違い」です。
空気がサラッとしていて深呼吸したくなるような気持ちよさ。
和紙の自然な湿度調整機能を再確認できます。

床は無垢の杉板を、無塗装、蜜蝋ワックス仕上げにしてあります。
基本的に床で座って使うことを前提にしました。
小さな子どもがはいはいしたり、お昼寝しても大丈夫ですので、
お母さんたちの会合などにもいいと思います。



小さなものですが、料理教室などもできるようにキッチンスペースを作りました。
耐火煉瓦の上に業務用のコンロを置いてあります。



草木染などのワークショップもできるように、
大きなシンクも取り付けました。

まだ名前も決まっていないこの新しいスペースですが、
たくさんの人たちの交流の場、出会いの場として
これからどんどん活用していきたいと思います。

来年には新しい先生方も迎え、教室やワークショップスペースとして
オープンする予定です。

まだ未完成ですが、見学は自由ですので
ご希望の方はスタッフ出口まで声を掛けてくださいね。

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