自然食レストラン「ばんまい」・有機野菜の八百屋「やさいの広場」の公式ブログ

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土井さんの「オーストラリア オーガニッ記」

オーストラリアのパーマカルチャーヴィレッジや
コミュニティなどをWWOOFERとしてまわっている
土井さんから、久しぶりに「オーガニッ記」が届きました〜。
今回はデジカメの調子が悪いということで写真がありませんが、
内容は濃くなっていますよ!必見です。

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こんにちは。

わたしのいるクイーンズランド州(オーストラリアの7つの州のひとつで、
北東部に位置する2番目に大きい州)は春が近づき、
朝晩も暖かくなってきました。
春になるといろんな花が咲き始めるので楽しみです!
ヘビも活動的になる季節。
冬眠から起きおなかもすいているヘビたちが、
獲物を探して畑にもやってきます。
足元気を付けないと…

わたしはMaplton(メイプルトン)から北へ車で一時間ほどの
KinKin(キンキン)という小さい町に移動しました。
ホストは5人の子供を持つ大家族。

畑は広くはないけど、数々の種類の野菜を所狭しと育てています。
その数およそ30種類。
わたしも種蒔きや、さやえんどうやレタス、
ブロッコリーの苗を植えたりしました。

このホスト宅ではミミズファームを作っています。
ミミズファームとは、適当な大きさのボックスにミミズの餌となる
野菜や卵の殻、落ち葉、紙などを入れ、ミミズを飼うものです。
ミミズはこれらを食べ糞をすることにより分解し、有機物を作ります。
そして底に穴を空けて水を出し、中に空気が入るようにします。
ここから得られるミミズ水は栄養満点!
これを水で薄め、肥料として野菜畑などに使います。
こうすると肥料も自分で作ることができますね。

さて、この家族の食事ですが、ベジタリアンで、
また家族の何人かがアレルギーのため牛乳やチーズ、小麦粉も食べません。
(パンをよく食べる習慣のあるオーストラリア人は、
グルテン(小麦粉などに含まれるたんぱく質の一種)アレルギーが比較的多い。)

主食はパン、オーツなどを避け、米、米粉やそば粉、クスクス、
パレンタ(とうもろこしの粉)、芋類などを食べます。
キャッサバ、じゃがいも、クズウコン、里芋なども作っていて、主食に使います。
たんぱく質は豆や卵、ゴマなどからとります。
近くでとれたおいしい野菜を中心に、シンプルに調理されたお料理は
本当においしいなぁと改めて感じています。

この家庭では基本的に野菜と果物は彼らの野菜畑からとりますが
(バナナの木は60本!)、他に必要なときは、Gympie(ギンピー)という
隣町にあるマーケットから近辺でとれたオーガニックの野菜を
毎週火曜に宅配してもらいます。

また米、ナッツ、調味料類もなるべく地域のもの、オーガニックのものを
注文して宅配してもらいます。

これによって、スーパーに買い物にいくより、
/形
安い
0汰瓦平べ物が手に入り、
ぅソリンの無駄が少なく、環境にも優しい
というわけです。

彼らはこのシステムを隣町からではなく、Kin Kin内でやれるようにしたいと
考えています。
この町の人にとってよりよい食べ物を手に入れる形を作りたいと願う彼らは、
今はまだスタート地点だと言い、すごく楽しみながらトライしています。
ビジネスとして考えるのではなく、本当に人や環境のことを考えている
彼らからすごく刺激を受けています!

今回はデジカメの調子が悪かったので写真がないのですが、
またミミズファームなど他のホストの家で写真を撮れたら載せますね。


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土井さんの「オーストラリア・オーガニッ記 Vol.4」

オーストラリア滞在中の土井さんから「オーガニッ記」が届きました〜。
今回はパーマカルチャー実践者の「土の作り方」の詳細が
写真付きで紹介されていて読み応えがありますよ。
土井さん、詳しいレポートありがとう!

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クリスタルウォーターズを出て、メイプルトンへ移りました。
クリスタルウォーターズは240人が住むコミュニティでしたが、
ここは小さな村です。車とバスで一時間北へ。
朝晩の寒さがましで嬉しいです!!

さて、こちらのホストファミリー、ヘザーは、広い野菜畑と
マカダミアナッツの木を私たちと、友達に売るために作っていて、
16頭の羊と10羽の鶏を飼っています。
先日、レタスやスプリングオニオン、パセリなどを植えました。
その過程はこんな感じ。

‥擇鮃未后
土を柔らかくし空気を入れる。
雑草が生えていたら抜く。
前回育てていた野菜の根などが残っていたら鋤込む。
(野菜の栄養などを土に与える)

ヘザーと彼女の古くからの友達(ビル。89歳!)



▲灰鵐櫂好箸鮟込む。
コンポストは(この家庭の場合)、細かくした雑草、
マカダミアナッツの殻、羊の糞、コーヒーのかすを
順にかぶせ(4回転ほど)、6ヶ月おいたものを使う。





D蠖◆
根は真っ直ぐ下へ伸びるように、土の高さと同じ高さに植える。



ぅ泪襯舛鬚垢襦
マルチは、枯れた太めの雑草の茎や木の枝を機械で砕いたもの。
植えた野菜の周りに敷く。乾燥と寒さを防ぐため。





タ紊笋

以上。

ちなみに野菜・果物の皮、抜いた草などは羊や鶏が食べます。
動物を飼っていなければ、皮や草はコンポスト、
また草はマルチにもできますね〜。

こうやってみてると、全てが土へ返っていきますね。
ゴミ(ムダ)がほんまに少ないんです。
これこそパーマカルチャー。
環境に負荷をかけず持続できる方法です。
肥料もあるもので作るのが理想的です。
そしておいしい!!

最後に農機具を紹介。
この機械は枝を細かく砕きます。



ホストの友達が作ったそうですが、重宝してます。
細かく砕いた枝はマルチになります。
そしてもうひとつ。こちらは草を刈る機械です。



が、ホストはこれを落ち葉や大きめの雑草を乾かしたものを砕きます。
それもマルチになります。面白い使い方ですね。
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土井さんの「オーストラリア・オーガニッ記 Vol.3」

オーストラリアのパーマカルチャーヴィレッジ
「クリスタルウォーターズ」に滞在中の土井さんから、
オーガニッ記Vol.3が届きました〜。

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こんにちは!
わたしがいるクリスタルウォーターズですが、
オーストラリア第3の都市ブリスベン(日本より少し東側にあり、
時間は日本より一時間早い)から北へ電車とバスと車で
3時間半ほどいったところにあります。

オーストラリアは南半球にあるので季節はもちろん日本と逆。
今は冬で、クリスタルウォーターズは昼間は日差しが強く
半袖でも過ごせますが、朝晩は寒く霜が下ります。

そうそう、出口さんが書いていたように、
クリスタルウォーターズのきれいな風景は人工的にデザインされたものです。
もともとクリスタルウォーターズはだだっ広い野原と丘の少しの木と川だけで、
野原では牛や馬が放牧されていました。

当時そこには一人住んでいた人がいて、パーマカルチャー発案者の一人、
マックスリンデガーをこの地に招待しました。
そしてマックスと他3人がクリスタルウォーターズに住みはじめ、
、パーマカルチャーの考えでデザインし、植林し、ダムを作り、
20年前にコミュニティを発足したとのこと。
今は240人の人がこのクリスタルウォーターズに住んでいます。
もとは野原だったなんてわたしも驚きました〜。

<ここは25年前は野原でした!写真>


ちなみに、6月29日はクリスタルウォーターズ20周年記念パーティーが
開かれました。20年間の歴史の写真を見ることができ、
今は木が何本もある森も、20年前は本当に木もまばらな野原だったんだ、
と実感しました。これからまた新たな20年がスタートします。

<クリスタルウォーターズ創始者マックスと奥さんのトゥルーディー写真>


ところで、この家庭の野菜畑とフルーツを少し紹介。
数々の野菜を作っていてます。かぼちゃ、レタス、コールラビ、
カーリー(イタリアン)パセリ、フラットパセリ、水菜、トマト、
さつまいも、ねぎ、フダンソウ、唐辛子など。



コンポストもひとつ設置して、土に吸収されるようになっています。
また庭では様々な果物がなっています。
ポーポーという果物は初めて食べました!
独特の匂いがあり好き嫌い分かれそうですが、わたしは好きです。



ほかに、スターフルーツ、パッションフルーツ、バナナ、ネーブルオレンジ、
グレープフルーツ、マンドリン(温州蜜柑に似ている)、キウイなどなど。

このあたりの土は野菜や果物を育てるのにはあまり適さないので、
コンポストの堆肥とマルチの繰り返しで良い土を作っています。
野菜は青々とみずみずしく育っているし、果物もたわわになります。
(食べきれない蜜柑はジュースや皮を乾かしてお茶やお菓子に使う)
例えその土地の土がよくなくても、土は作れるし
植物は育っんやなぁと実感しています。

ではでは!また次回。


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「オーストラリア・オーガニッ記」第二回

オーストラリアのパーマカルチャーヴィレッジに滞在している
土井さんから二通目のお便りが届きました。

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出口さんらしいタイトルをつけてもらったところで(笑)、
さっそく第二回目レポートです。

わたしはいまクリスタルウォーターズにきています。
ここは、ブリスベンから電車で二時間&バスで一時間の
マレニーという街を経由するとすぐにある、自然が多く残された場所です。



クリスタルウォーターズには持続可能な暮らしを目指す人々が集まり、
共同で、または各自で環境全体のことを考え、様々な努力を注いでいます。
まず、とにかくめちゃめちゃ広い!見たことのない一面の緑がわたしを魅了しました! カンガルーもワラビーも、草の中からひょっこり顔を出して、
「Hello!」と言ってるみたいです。





本当、植物も動物も共存しているって感じますね〜。
ホスト宅では「部屋のドアは絶対閉めてね!ワラビー、カンガルー、
へびたちが入ってくるから。」と言われました。

ホストはスコットとカイリーの夫婦二人暮らし。
彼らはわたしが今まで体験したことのないことをたくさん教えてくれます。
木で火を起こしたり、牛の乳絞り&鶏とアヒルの卵集め、
きれいな空気を吸いながらのベランダでの朝食、
テレビとラジオのない暮らし、スライドディジュというオリジナルの楽器。
などなど。スピーディーな世間の流れとは違い、
身も心もリラックスできる空間です。

買い物は週に一度マレニーやクリスタルウォーターズのマーケットへいき、
肉や米、パン、作っていない野菜、調味料などを購入し、
残りは自給しています。なかなか理想的な暮らしです。
わたしもできるだけ自給自足したいから。

そしてついに降りました!待望の雨が!
(1つきぶり)丸4日けっこうな量。二人とも大大大喜び!
クリスタルウォーターズでは数ヶ所ダムを設置し雨水を貯め、
少雨のために備えています。さらに各家庭でタンクを設置しています。
しかしながらそのタンクの水も底をつき、川から水を引かなければいけない、
という事態になった次の日の雨だったので、これでひとまずタンクも大丈夫そう。
あしたはガーデンを説明するよ、と言われてから3日間雨が降り続いているので、
お預け…次回報告できればと思います。

そうそう、一度ばんまいでいただいた花シューマイが気に入ってて
ここでも作ったら、大好評!(たぶんお世辞ではないと思う)
ありがとうございます〜役立ちました!
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この村には僕も少しだけ滞在したのですが、本当にきれいなところでした。
でも実はこの美しい村は湖も森もパーマカルチャーの考え方に
基づいて人工的に作られたものなんだそうです。
このあたりもこれから土井さんのレポートの中に登場してくるのでは
ないでしょうか?楽しみです。

※パーマカルチャーとはPermanet(永続的な)と
Agriculture(農業)を組み合わせた造語。

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新企画!土井さんの「オーストラリア・オーガニッ記」

今回から土井さんのオーストラリア滞在記
「オーストラリア・オーガニッ記」がスタートします!

土井さんは能勢、原田農場で開かれたイベントで
手仕事屋の山田オーナーと出会い、山田さん主催の
有機農業体験会「どんこの会」に毎回参加してくれるようになりました。
そんななか、手仕事屋のスタッフからブリスベン近郊の
パーマカルチャーヴレッジであるクリスタルウォーターズ(英語のページ)
の話を聞き、ホームステイに行くことを決意。
先日オーストラリアへと旅立って行きました。

旅立つ前に「せっかくやからオーストラリアのオーガニック事情を
取材して送って〜」と声をかけると快く引き受けてくれて、
今日、第一回目のお便りが届きました!
というわけで不定期ではありますが、土井さんの
「オーストラリア・オーガニッ記」がスタートいたします。
お楽しみに!

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今日は早起きして、ブリスベンのメインシティから3駅先の街で行われていた
シティファームへ行ってきました!オーガニック朝市です。



7時ですでにかなりの賑わい!
会場内はこんなふうに新鮮な野菜や果物、パンやジュースなどを
生産者の方たちが軒をつらねて売りに来ています。



目移りします〜(@_@;)

久々においしい新鮮な野菜が食べられると思うと嬉しくて
少しずついろいろ買っちゃいましたぁ。
手前は今や日本でもお馴染みのスナックえんどう。
オーストラリアでは“スイートスナップ”というんですね。納得。
りんごはこんなサイズです(マッシュルームが大きいわけではない(笑))
喫茶できるところや広場もあり、家族や親子連れできて
買い物がてら遊んでいる人たちも多かったです。

明朝にはホームステイ先に向かいます。
パーマカルチャー(人も自然の一部と考え、自然を壊さずに
永続的に行うことを目的とした農業や暮らしのシステム)を体験してくるので、
また何か報告できたらと思います。気長にお待ちください。

土井

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